11.15.2017

"OCHIKEN"report

先日11月12日

第一回落語研究会「おちけん」
たくさんのお客様にお越しいただきまして
誠にありがとうございました。

◎「おちけん」が考える落語の楽しみ方

かっくん [ゲストプレゼンター(兼、おちけん部長)]
曰く
「落語は鉄道の旅のようなもの、
始発駅と終着駅は決まっているけど、
どの路線を通るかは噺家次第、
また、そこから見える車窓の風景も
噺家によって全く違ったものとなる。」

古くから引き継がれてきた古典落語、
(※300年の歴史があるそうです。)
噺家によって
現代風の解釈を加えたり
オリジナリティーを追求したり
「古典」と言えど
常に新しいものへと更新されてきました。
その違いを楽しむと同時に、
時代に左右されない落語の真髄を楽しむ。

これが、「おちけん」の基本理念です。


さて、
今回取り上げた噺は以下三つです。
「おちけん」的解説付きで、おさらいします。

「粗忽長屋」
粗忽=おっちょこちょい、そそっかしい人。
という意味です。
***
あらすじ)
浅草にお詣りに行った「八五郎」
境内の人だかりを覗くと”行き倒れ”が。
顔を見た「八五郎」は、同じ長屋に住む「熊五郎」だと言い張る。
死骸を引き取れる人を連れてきて欲しいと頼まれる。
「熊」には身寄りがないので、当人を連れて来ると「八五郎」
呆れる一同に構わず長屋に帰り、
当人の「熊五郎」に状況を話す。
聞いてるうちに死んだような気になり、
自分の死骸を引取りに行く「熊五郎」・・・
***
解説)
粗忽な人しかいない長屋の噺。
荒唐無稽な設定を、落語ならではの語り口で成り立たせる。
赤塚不二夫的といってもいいナンセンスな世界観が面白い。
五代目柳家小さんが得意とし、その弟子立川談志にも引き継がれている。
今回は桃月庵白酒による。

「居酒屋」
「金馬の居酒屋か居酒屋の金馬か」と言われるほどの
三代目三遊亭金馬の十八番。
***
あらすじ)
居酒屋で働く「小僧」と客の「酔っ払い」の掛け合い。
酔っぱらいが酸っぱ口のお酒の文句を言ったり。
「できますものは、汁柱鱈昆布、アンコウのようなもの、鰤にお芋に酢だこでございます。ぴぃ~」と酒の肴を勧める小僧に、「の、ようなもの」を持って来い。
壁に書いてあるものは何でもできるという小僧に、「口上」を一人前持ってこい。
などと終始、小僧をからかう酔っぱらいの噺。
***
解説)
居酒屋での一風景を切り取ったシンプルな噺。
場面転換もなく、際立った話の展開もないが、
随所に小ネタが散りばめられている。
その面白味はひとえに噺家の演じ分けに掛かっている。
今回使用した、三代目三遊亭金馬は特に秀逸。


「まんじゅうこわい」
落語を聞いたことがない人でも
名前だけは知っているであろう古典中の古典。
***
あらすじ)
若者大勢が集まって、
「好きなもの」から「嫌いなもの」の話になる。
ヘビやクモ、アリやオケラと怖いものを挙げていくが、
「松公」は怖いものは無いと言い張る。
問い詰めると「まんじゅうが怖い」と言い。
青い顔でガクガクと震えだし、
部屋に帰って寝込んでしまった。
普段から威張っている「松公」を懲らしめてやろうと
一同、「まんじゅう」を山の様に買い込んで
「松公」の部屋に向かう・・・
***
落語らしい頓智の効いた噺。
サゲ(落ち)も洒落ている。
今回使用した二代目桂枝雀のものは、
上方らしい滑稽な掛け合いが入ったり
怪談噺しが入ったりと盛りだくさん。



第二回もよろしくお願いします!!

(Naoya.T)






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